Pleiades All in One ダウンロード  
Pleiades All in One は統合開発環境である Eclipse 本体と、日本語化を行うための Pleiades プラグインおよびプログラミング言語別に便利なプラグインをまとめた Windows、Mac 向けパッケージです。また、Full Edition の場合は JDK のインストールや環境変数の設定が不要で Eclipse の各種設定も自動で行われるため、ダウンロードして起動すれば、すぐに日本語化された Eclipse を利用できます。既にインストール済みの Eclipse に適用したい場合や、Linux で使用する場合は、All in One ではなく Pleiades プラグイン本体のみをダウンロードしてください。 旧バージョン表示
Windows Mac Java Full Edition 付属 JDK バージョン
Eclipse バージョン 32bit 64bit Intel ARM 1.4 1.5 6 7 8 11 17 21 25
2025 (予定) 9月
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2018 (4.8 Photon)
2017 (4.7 Oxygen)
2016 (4.6 Neon)
2015 (4.5 Mars)
2014 (4.4 Luna)
2013 (4.3 Keplar)
2012 (4.2 Juno)
2011 (3.7 Indigo)
2010 (3.6 Helios)
2009 (3.5 Galileo)
2008 (3.4 Ganymede)
2007 (3.3 Europa)
Ⓡ:初回起動時に Rosetta が ARM 用に自動変換、Ⓥ:Eclipse 起動 VM に使用される Java バージョン
  • Windows 標準の Eclipse のエンコーディングは MS932 ですが、Pleiades All in One ではデフォルトで UTF-8 に統一されています。ただし、2022-06 以降はデフォルトに関わらずプロジェクトのエンコーディングを明示的に設定することが推奨されています。Gradle、Maven の場合は設定に記述、そうでない場合はステータスバーの文字コードを右クリックし、プロジェクト・プロパティーからエンコーディングを明示的に指定してください。
  • Linux 向けの Pleiades All in One はありません。日本語化する場合は下記の Pleiades プラグインを使用してください。

 Pleiades プラグイン・ダウンロード
Pleiades は Eclipse のような Java アプリケーションを日本語化するためのツールです。Windows、Mac の場合は Electron で作られたインストーラーが付属しているため簡単にインストールできます。バグ報告や翻訳コントリビュートは Github Pleiades 問題トラッカー で受け付けています。Spring Tool Suite (STS) に適用する場合は Pleiades、Eclipse、STS の違いを参照してください。Android Studio などの IntelliJ IDEA ベースの IDE の日本語化は Pleiades ではなく JetBrains 公式言語パックを使用してください。
Windows

7-Zip で zip を解凍して setup.exe でインストーラーを起動。セキュリティダイアログが表示される場合は詳細情報をクリックし、実行ボタンを押してください。
アーカイブ: 旧 Java バージョン 対応版

Mac

zip を解凍して setup.app でインストーラーが起動します。セキュリティダイアログが表示される場合は、右クリックから "開く" で起動してください。
アーカイブ: 旧 Java バージョン版

Linux

インストーラーは用意されていません。zip を解凍して readme.txt を参照し、手動で Pleiades を配置し、設定ファイルを編集してください。
アーカイブ: 旧 Java バージョン版

最近の変更履歴

 Pleiades プラグイン概要

 
Eclipse IDE 向けに下記のような機能があります。
  • Eclipse バージョン非依存、200 以上のプラグインを横断的に日本語化
  • HTML や CSS が誤って Shift_JIS と判別される問題を修正
  • Java 標準 API Javadoc ホバーを日本語化 (標準の Eclipse では日本語 Javadoc を指定しても添付 Java ソース内のコメントが優先されるため日本語にならない)
  • 改行などの空白文字を一般的な表記に変更
  • ウィンドウ > 設定のアイコン追加と F10 ショートカットキー割り当て
  • Pleiades All in One では UTF-8 など様々な項目を動的に初期設定 (各ダウンロードページの「自動デフォルト設定」参照)
  • 翻訳ルールは IBM 翻訳ルールを踏襲した Eclipse 本家言語パック (wiki.eclipse.org) がベース。
[注意] Pleiades を更新したり、他のプラグインを追加・更新した場合は必ず起動オプションに -clean を指定して起動してください。 Windows の場合は同梱している "eclipse.exe -clean.cmd" で -clean 起動できます。-clean 起動しないと、configuration の古いプラグイン情報が使用され、起動できなくなったり、更新したプラグインが正常に動作しなくなったりします。
適用対象となる開発環境 Eclipse のバージョンにより Eclipse 標準のスプラッシュ画像から下記の Pleiades カスタム・スプラッシュに切り替わります。(eclipse.ini の -showsplash org.eclipse.platform 指定を削除する必要があります)
Eclipse 2024
Eclipse 2024 スプラッシュ画像
Eclipse 2023
Eclipse 2023 スプラッシュ画像
Eclipse 2022
Eclipse 2022 スプラッシュ画像
Eclipse 2021
Eclipse 2021 スプラッシュ画像
Eclipse 4.8〜2020
Eclipse Photon スプラッシュ画像
Eclipse 4.7
Eclipse Oxygen スプラッシュ画像
Eclipse 4.6
Eclipse Neon スプラッシュ画像
Eclipse 4.5
Eclipse Mars スプラッシュ画像
Eclipse 4.4
Eclipse Luna スプラッシュ画像
Eclipse 4.3
Eclipse Kepler スプラッシュ画像
Eclipse 4.2
Eclipse Juno スプラッシュ画像
Eclipse 3.5~3.8
Eclipse Indigo Helios Galileo スプラッシュ画像
Pleiades (プレアデス) は厳密には開発環境 Eclipse プラグインではなく、Java で作成されたアプリケーション全般のメニューなどの表示要素を実行時に AOP で動的に翻訳する汎用的な Java エージェントです。従来の静的な国際化リソース方式と比較して、以下のような特徴があります。
  • ソースに英語文字列がベタ書きされたプラグインにも対応。
  • 更新サイト・プラグイン一覧のプラグイン名を取得時に日本語化。
  • 未知のプラグインでも実行時に動的解決。
  • その他、言語パックと Pleiades による日本語化の比較 参照。

Q. なぜ AOP なの? 普通に言語パックは作らないの?
 Eclipse 3.0 のころ言語パックの翻訳と作成に協力し、バージョンアップするたびに多くの人手と労力がかかりそうだと感じ、その後にバージョンに依存せすに翻訳結果をそのまま利用できるように Pleiades を作りました。このプロジェクトは仕事ではなく単なる趣味で、楽することと技術的興味を満たすことが目的だったので、言語パックを作る予定はありません。言語パックのほうが良い方は、下記の Babel をお使いいただくか、オープンソースの Pleiades 翻訳リソースを利用して言語パックを作成いただければと思います。

Q. Eclipse 本家の言語パック Babel でいいんじゃないの?
 Babel の言語パックは翻訳内容によって、起動できなくなったり、ビューが表示できなくなったりと、色々な箇所で動作不具合が発生する場合があります。Pleiades は元から動的に翻訳を除外する仕組みやリリース前の自動テストとバリデーションにより不具合は防止されています。Babel は誰でも自由に翻訳を追加でき、良くも悪くも誰でも上書きできる仕組みのため、修正されても後で同様の不具合が再発する場合があり、不具合防止のための内容検証の仕組みがありませんが、コミュニティへの参加が容易です。言語パックを使いたい方は Babel に協力・ご活用ください。




 動作環境
OS: Linux、Mac、Windows
JRE: Pleiades プラグイン本体は Java 17 以上 (Eclipse の実行環境はこちら)

 ライセンス
 Pleiades は複数のオープンソース・ソフトウェアで構成されています。


 インストール


 仕組み

 
■ Pleiades 日本語化ツールセット・アーキテクチャー
 Pleiades は表面的には単なる日本語化プラグインですが、全体は単純なプラグインであれば数分で (最終的には一切、人の手を介さずに) 翻訳作業を終了させるために開発された、静的および動的な側面を持つ完全な翻訳支援ツールセットです。 翻訳支援は作者以外に使い易いレベルにはなっていませんが、品質向上、改善を続ける予定です。

 下図のおおまかな流れとしては、配布前に翻訳ルールを持つ静的なジェネレーターで eclipse.org が配布してきた言語パック 25 種類、約 150,000 を最適化して 50,000 にし、 Pleiades で約 25,000 を追加、各種辞書を生成し、実行時に動的バイトコード変換 (Dynamic AOP) により翻訳を実施します。
Pleiades Japanese Translation Toolset Architecture


■ 言語パックと Pleiades による日本語化の比較
それぞれに長所・短所があります。適切に使い分けてください。
言語パック
Pleiades
Pleiades の対応内容
パフォーマンス AOP による極端な速度低下は様々な試みで改善。
翻訳箇所の正当性・安定性 Babel 言語パックは起動できなくなったりビューが表示できなくなったりする場合あり。
訳語の正当性 翻訳ルール・ベース・エンジンとバリデーターで正当性を確保。(*1)
プラグインごとのリソース不要 AOP で横断的リソースを保持。
対応プラグインの数 200 以上のプラグインに対応。未知のプラグインでも実行時に解決。
リソースの重複回避 重複は配布前に静的ジェネレーターで除去、最小限のリソースのみ保持。
文字コード対応 ASCII のみしか対応していないプラグインをマルチバイトに動的対応。(*2)
バージョン非依存 Eclipse のバージョンにほとんど依存しません。
非外部化文字列対応 プラグイン開発者は言語パックを強く意識する必要はない。
各プラグイン対応工数 辞書に存在すれば対応工数 0。訳を辞書に累積するため工数小。
訳の再利用 追加・修正した訳は、今後のプラグインにも再利用される。
Javadoc ホバー日本語化 src.zip > API ドキュメント の参照順序逆転で実現。

*1 翻訳ルール・ベース・エンジンとバリデーターによる統一された訳を提供。多人数参加型の eclipse.org の翻訳プロジェクト Babel は今のところ言語固有のルール・ベース・バリデーションや全体整合性チェック機構がなく、リソース・キー・ベース管理のため古い訳と原文の内容が合致しなくなっているものが少なくとも 1000 個以上あることが Pleiades バリデーターにより検出されています。

*2 国際化は通常、2 つのことを意識する必要があります。ひとつはメッセージ文字列対応。もうひとつは文字コードです。 文字列が外部化されていても、ASCII のみしか考慮していない場合、正常に動作しません。Pleiades は動的に適切な文字コード設定を行います。



■ Pleiades の AOP コンテナーについて
Javassist を利用し、Java 5 以降が持つ javaagent 機能でクラスロードをフックしています。おおまかな仕組みは Spring、Seasar、Guice などの DI コンテナーと同じです。翻訳対象アプリケーション側に、Pleiades に関連するコードは一切なく、Pleiades に対しては完全非依存となっています。